• サステナビリティ
    原材料


    サンローランでは、原材料およびその調達元の一貫した厳格な精査が、環境への影響を低減することに不可欠であると考えています。私たちは、2025年までに、主要な原材料の100%のトレーサビリティを達成し、ケリング・グループの原材料および製造工程に関する基準に完全に準拠することを目指してします

    進捗の監視。社内チームや外部パートナー向けにケリング・グループのガイドラインに準拠するためのトレーニングを実施するだけでなく、各コレクションで、サステナブルな原材料を使用した製品の割合を増やすという目標にも取り組んでいます。各コレクションを分析して進捗を追跡し、持続的な改善を確認しています。また、環境への影響、責任ある調達、人権などのテーマにフォーカスした業界をリードする認証スキームを参照しています。

    テキスタイル。 2022年、当社ではTEXTILEGENESISの画期的な追跡プラットフォームを導入し、 RTW製品を繊維から販売までサプライチェーンの段階ごとに追跡することを開始しました。デジタルトークン(FIBERCOINSTM)を用いた最新の方法により、サンローランはテキスタイル製品の原産国から販売に至るまで、透明性を追跡できます。テキスタイルにおける繊維のサステナビリティに関しては、2022年に私たちが調達したコットンの85%は、GLOBAL ORGANIC TEXTILE STANDARD (GOTS)認証を受けています。また、私たちが調達したシルクの50%とウールの57%はGOTSまたはRESPONSIBLE WOOL STANDARD(RWS)の認証を受けており、使用したビスコースの68%は、FOREST STEWARDSHIP COUNCIL (FSC)による認証済みの持続可能に管理された森林に由来します。 カシミヤについては、当社の再生農業プロジェクトとGLOBAL RECYCLED STANDARD(GRS)による認証を受けたリサイクル原料の活用により、2002年時点で65%がサステナブルな方法で調達されています。

    皮革。レザーおよびプレシャススキンは、皮革の原産国、農場からタンニンなめしの処理仕上げ加工までの工程を追跡できる専用システムを通じて調達されています。ケリング・グループの基準に基づいた主要な評価指標が毎月計算され、サンローランのベンダー評価に織り込まれます。 2022年では、当社の皮革製品の33%で金属を使用せずになめした皮を採用しており、皮なめし工場レベルで水とエネルギーの消費量を削減し、水の汚染を防止しています。2022年秋コレクションから、サンローランはファーを使用していません。

    サステナブルな農業。私たちは、再生農業方法と、サステナブルな家畜生産システムの推進を約束しています。 サンローランでは、再生ウール、カシミヤ、またはレザーの購入を通じて、再生農業を採用している農家を直接サポートしています。また、南アフリカとアルゼンチンにおいて、生物多様性の監視と250,000ヘクタールの耕作地および放牧地を再生農業用地に転換させる取り組みを資金面でサポートしています。